看護師の嫁が親知らずを抜くことになった。
「歯を抜くのもオペだよ・・」
看護師らしい発言だなー。生まれて初めての歯を抜くらしくやけにビビっているのである。大丈夫かな?
いよいよ明日はオペ(歯を抜くだけ)
なんでもいつも通っている歯医者ではなく、麻酔のうまい病院を紹介してもらってそこで抜くとのこと。万全の体制である。前日の晩から「とうとう明日か〜緊張するなぁ」とずいぶん不安そうであった。
「歯を抜くだけじゃねーか」
「何言ってんの!歯を抜くのは大手術なんだよ!もしかして何かあったら怖いし」ブルブル
「大丈夫だって!」
生まれて初めての抜歯ということでえらいビビっている看護師の嫁。その後も友達や家族に「明日歯を抜くんだけど連絡が取れなくなったら何かあったと思ってね・・」とメールしまくっていた。
一緒に来て欲しい
どうやら嫁の希望で僕も一緒に来て欲しいらしい。
「なんで俺まで行くんだよ。子供じゃないんだから歯医者くらい1人で行けよ~」
「だって麻酔で動けなくなるかもしれないし。。万が一のこともあるから。。出来たら一緒に来て欲しい・・」ショボンヌ
「しょうがないな」←
嫁に頼られてちょっとうれしく思う僕であった。車を出してほしいだけかも知れないが。
いよいよ歯を抜く日
さていよいよ紹介された大きな病院にやってきた。外来は朝っぱらから年寄り患者で満杯だった。病院って朝からこんなに人がいるんだな。看護師やスタッフも全力で働いててすごく忙しそう。外来は朝から戦場だな。
さて受付を済ませてついに嫁の順番になった。
「じゃあ行ってきます。今まで本当にありがとう。もし何かあったr」
「大丈夫だから行ってらっしゃい」
何事もなく無事に抜けますように。
20分後に嫁が出てきた。
「抜けた〜」
なんかあっさり抜けたけど何もなくて本当によかった。
ただ嫁は麻酔をしたので口元がちょっとおかしい。うまくしゃべれないみたいでなんかフガフガしてる。
「麻酔が切れたらどうなるかな~。早く薬もらいに行こう。ロキソニンも買いたいしゅ。なんかうまくしゃべれなひ」フガ
「じゃあ近くの薬局に行くか」
「うん。普段いかに楽につばを飲み込んでるかわかるひょ。飲み込むのも痛くて辛いもん」フガフガ
「しゃべり方がおばあちゃんみたいで受けるw」
こうして嫁にとっての一大イベントは終わったのだった。まあ生まれて初めての抜歯ってビビるよね。僕は親知らずは全部抜いたので安心だけど。
看護師って意外と自分の痛みには弱いのかな?まあ歯を抜くくらいで大騒ぎするそんな嫁がかわいいんですけどね!
その日の晩ご飯は「は」マークのオムライスだった。