とある休日の昼下がり。
看護師の嫁は昨日飲んで帰ってそのままソファで寝たので喉が痛いらしい。今は琴を弾いたり飽きたら布団に潜り込んでスマホをいじっている。
よし今日はぐうたらさせてやるか!
天気がいいので掃除をしよう
今日は天気がいいなー。暑くもなく寒くもなくちょうどいい。窓を開けたら気持ちいい風が入ってくるし、こんな日は布団を干して掃除するしかないよね。
看護師の嫁は、僕が掃除をするというとなぜか即座に「だめー」と言ってくる。多分自分がやりたくないからだな。構わず布団を干す。
僕この「だめー」が好きである。なんか不思議だけど僕はかわいいと思うのである。嫁の「だめー」が聞きたくてこのやり取りを2、3回繰り返した。
掃除機をかけよう
掃除のメインディッシュともいえる掃除機をかける。家中を汗だくになりながら掃除した。あとは嫁がいる部屋を掃除したい。
掃除機だけ・・つまり「片付けたり大事にするな」ということらしい。邪魔にならないようにさっと掃除機をかける。
ついでに洗濯もしよう
洗濯物がたまってるのでついでに洗濯することにしよう。量が多いから2回回さないといけない。
琴を弾きつつ遠くの部屋から指示を出す看護師の嫁。
嫁の指示通りふんわり仕上げの柔軟剤やらいい匂いのやつを入れて回す。
このあと洗濯を干してトイレ掃除、洗面台の掃除、お風呂掃除までやった。嫁はまったく手伝ってくれなかったけど今日はしょうがない。今日は嫁をぐうたらさせる日だから。
どこか行く?
掃除が終わったころ、せっかくいい天気なのに家にいるのはもったいないと嫁が化粧を始めた。そうだな。いい天気だし海の方に散歩でも行く?
・
・
- 数分後 -
ふと見ると嫁がソファでスヤスヤ寝ていた。
よほど疲れてたんだな。
今日はこのまま家で過ごそう。
看護師にはこういう休日も必要なのかもしれない。