本屋に行ったらフィジカルアセスメントの本があった。
フィジカルアセスメンとは身体的な要因を診査すること。
簡単に言うと「体の異常がないか手を当てたりして確認すること」である。つまり熱があるときにおでこに手を当てるのもフィジカルアセスメントというわけだ。
ということは家庭でも事例がありそう!
フィジカルアセスメントの目的
看護師の嫁は、フィジカルアセスメントをする時に、刑事になったつもりで証拠を見つけるようにしているらしい。推理小説のように様々な検証をして証拠を集め、最終的に医者に伝えて逮捕(診断)してもらうのである。
なるほど。なかなかわかりやすい。
看護師の嫁がしてくれた家庭内フィジカルアセスメントの事例
患者の訴え「ケツが痛い」
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問診
<どんなことをするの?>
- ケツのどこが痛いか
- どんな痛みか
- なにをしたら痛くなるか
- ぶつけたり心当たりがあるか
- ずっと痛いか痛みの波があるか
- 熱いか
- 便が出たのはいつか
- 血は出てないか
<実際の様子>
「どこに遊びに行ったの?怪しい店に行ったんじゃないでしょうね!」
「行ってねーよ!」
「一体いつから痛み出したというの?」
「昨日自転車に乗ってたら痛くなった」
「長時間乗ってたんでしょ」
「うん、なんかケツというか骨が痛い感じ」
「今も痛い?」
「いや今は痛くない。座ってる時に痛いんだ」
「ふうん」
視診
<どんなことをするの?>
- 皮膚のいろ
- 出血の有無
- 浸出液の有無、色、におい
- はれていないか
<実際の様子>
なし
触診
<どんなことをするの?>
- どこが痛いか
- しこりがないか
<実際の様子>
「 どこが痛いの?・・この辺?」
「アイタタ!」
「あー尾てい骨が打撲してるかもね。様子を見て痛かったら病院に行ったらいいよ」
打診
- 骨を打診してどこに響くか
<実際の様子>
なし
聴診
<どんなことをするの?>
- いやだ
<実際の様子>
なし
★ ★
看護師は家庭でもこうやってアセスメントしてるんですね。頼りになります。