労働基準監督署に相談しようと悩んだことがありますか?
看護師の労働環境はかなり劣悪だ。ここ数カ月、嫁は毎日のように残業を繰り返し疲労困憊。夫婦仲も悪化した。よっぽど労働基準監督署に相談しようと思ったが今回はしなかった。
その大きな原因となった仕事が終わったようなので、このタイミングで感想を書いておこうと思う。
労働基準監督署に相談したい!
思えばこの数か月は悪夢のような毎日だった。
看護師の嫁は、毎日夜遅くまで残業して22時を過ぎるのは当たり前。もう帰宅が0時になっても驚かない。
原因は看護研究だ。
朝は少しでも早く帰るために早出するのだが帰りはいつも通りの残業。もちろん夜勤だろうと準夜勤だろうと関係なく残業し、休日も資料作りをしないと看護研究が終わらない。
なんとも悲しい仕事オンリーの夫婦生活
嫁の手料理を食べる機会は激減。毎日のようにコンビニ弁当を食べた。嫁は自分をダメ嫁と言い「ご飯作ってあげられなくてごめん」とあやまってきた。僕は「気にしなくていいよ」と答えた。コンビニ弁当もおいしいし、すぐ食べれるから別にいいやと思うようになった。
夫婦関係が壊れて始めているのがわかるだろうか?
こんなのは家族じゃない。夫婦じゃない。結婚した意味がない。毎日ご飯はコンビニで顔も合わさず、嫁が遅く帰ることに慣れて関心がなくなる。
本気で労働基準監督署にかけこもうと思っていた。
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労基に相談を我慢した理由
でも結局、労働基準監督署に相談はしなかった。理由は嫁に「今回だけにするから見守ってほしい」と言われたから。仕事も大詰めになり、最後までやりきりたいとの思いがあったんだと思う。
僕は嫁の気持ちを尊重し、支えてやることに決めた。
やった!看護研究が終わった!
忙しさの原因であった看護研究がなんとか終わった。あとは発表を残すのみで資料作りは一応完成とのこと。とりあえずはひと段落ついたようだ。
「地獄のような生活も今日で終わりだ!」
ヽ(゚∀゚)ノヤッター
まずは嫁のおつかれ旅行だな。次の日が夜勤なので近場の温泉にしよう。贅沢に露天風呂付きの部屋にしてやろう。
というわけけで温泉へGo~!
「乾杯」
「かんぱ~い♡」
豪華懐石料理に舌鼓を打つ
「いやー看護研究が終わったわい!」
「あはは。本当にお疲れ様でした」
「でるのおかげだよ。見守ってくれてありがとう・・」
そんな言葉を交わした。嫁も気分が晴れたようで良かった。
何よりも嫁の笑顔がうれしい。
ただ今回のはちょっとひどすぎたと思う。こんな労働環境は絶対におかしい!何度も病院に電話してやろうと思ったし、労働基準監督署に相談しようと思っていた。
そんな僕の気持ちを嫁に伝えたところ、嫁もそれを察知していたとのこと。いつか電話してきそうとドキドキしていたらしい。
「もう今回みたいなのはやめてくれよ?看護研究3本とか絶対やるなよ」
「うん。私も今回は本当にきつかったから。今後はもうやらないようにするよ」
ネットを見ると「医療現場は看護師の自己犠牲で成り立つブラックな側面をもつ」という記事もあります。(NEWSポストセブン)
看護師たちはどんなに忙しくても使命感を持って身を削って必死に働くでしょう。そんな働き者の嫁を守ってやるのは我々の役目です。ときには話し合い、ときには見守り、ときには怒り。
僕たちは夫婦なのだから。