最近嫁の顔がどんどんひどくなっている。
表情が暗く、目はうつろで生気がない上に笑顔もない。おはようの声もただいまの声も元気がまったくない。一体どうしたというのか?
原因は過度の残業
病院は今が一年でいちばん忙しい時期らしい。おかげで嫁の残業時間が尋常ではない。日勤は22時オーバーが当たり前、23時や24時を過ぎることもある。準夜勤は0時に終わるところを朝の6時まで残業。
夜勤は朝9時に終わるところを昼過ぎまで残業である。しかも夜勤明けで街に買い物に出たあと、夕方病院に戻ってひと仕事して帰って来たこともある。その日は結局20時過ぎに帰って来たからもう何時間働いて何時間起きているのかもわからない。そんな状況がここ最近ずっとなのである。
「いつまでこの忙しさは続くんだ?」
「4月中旬まで・・」
過労死と認定された看護師
2008年10月、2 人の看護師の死亡が過労死と認定された。日本看護協会は「過労死を二度と繰り返さない」「安全で質の高い看護の提供のために」を掲げたナースのかえるプロジェクトを立ち上げ、緊急実態調査を行った。
調査から明らかになった問題
- 過労死につながりかねない長時間労働がある
- 時間外勤務手当の不払い
- 始業時刻前に開始する業務(前残業)・勤務時間外の研修・持ち帰り仕事など時間外勤務として扱われていない業務がある
- 労働基準法上の時間外・休日労働の規定適用を受けない「管理監督者」の範囲が不適切
- 休憩が十分にとれていない
- 「36協定」未締結の病院が少なくない
- 労働基準監督署の「当直」許可要件に沿わない当直実態がある
- 交代制勤務での勤務感覚が短く実質的に長時間の連続勤務に近い
看護師の労働環境に疑問
看護師は残業が多い。女性がこんなに長時間残業して身体削ってる仕事なんて他にないと思う。なんでこんな遅くまで残業して健康を犠牲にしてまで働かないといけないんだ。自分の嫁だから文句を言うようで申し訳ないが、でもそうでなければ気付かなかったことだ。
最近の嫁は何をしてても考えごとをしてるような、心ここにあらずで思い悩んでるような顔をしている。気のせいか話す言葉も冷たい。毎日遅くまで身を粉にして働いて、精神乱してホルモンバランスも乱して、看護師はどれだけ自分を犠牲にして働けばいいんだ。患者のために自分を犠牲にするなんて絶対間違ってるよ。
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看護師の心の中
4月中旬まで続くというこの忙しさ。今嫁の心の中はどんな気持ちなんだろう。多分泣くのを必死にこらえてるんだと思う。今にも泣きそうな気持ちをぎりぎりのところでこらえて仕事してるんだと思う。嫁だけじゃない。もしかしたら他の看護師も同じかもしれない。
毎日遅くまで残業し、休日が休日にならず、ご飯もなかなか作れず、プライベートを犠牲にして仕事をする看護師。僕たち旦那はそんな嫁を不憫に思いながらも支えてやらなければならない。
でも本当はそんなに頑張らないで欲しい。無理して仕事しないでほしい。ただそばにいて笑っててくれれば本当にそれだけでいいのに。
気分転換に行こう!
よーしこんなときはアウトドアだ。バーベキューでもして嫁を元気づけてやろう。気分転換には自然とふれあっておいしいものを食べるのが一番だからね!
いい天気。3月だからちょっと寒いけど肉食えば大丈夫だよね。
炉に陣取る。買ってきた炭に火をおこすぞ。
お肉にソーセージにホタテに焼き鳥に野菜。おにぎりとお菓子も持参。
炭で沸かしたお湯でコーヒーを入れて飲む。これがまた格別にうまい。家から持ってくるのとは訳が違う。
寝っ転がって空を見上げるとこんなきれいな青空が。
「楽しかったね。ちょっとはリラックスできた?」
「うん楽しかったよ。ありがとう」
嫁がどれだけリラックスできたかは正直わからない。ずっと仕事のことが頭にあったと思うし。でもまあ少しでもエネルギー充電できたならそれでいいかな!
がんばれ嫁!いやがんばるな。適当にやれ!(笑)
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新しく看護師になる人も多いこの時期にこんな記事を書いてすいません。でも知っておく必要があると思います。自分の身は自分で守るしかないんです。残業のし過ぎで体を壊さないようにしてください。休日は太陽を浴びて光合成してくださいね。