僕は嫁にずっと隠してきた。
僕は"痔"なんじゃないか?
ということを…
僕は痔なのか…?
半年前にサイクリングをしてから、長時間イスに座るとお尻が痛むようになった。尾てい骨が痛む感じ。「ちょっ、これってもしかして痔?マジかよ…」と、ひそかに悩み内心落ち込んでいた。
認めたくなかった。
だってそんなダサい病名いやじゃん。
でも昨日またしても痛くなったので、思い切って看護師の嫁に相談してみた。
看護師の嫁に"痔"の相談
「もしかしたら痔かもしれん…」
「どしたの?」
「ここの尾てい骨のとこが痛むんだよ。押したら痛い」
「ほう!」
なぜか目を輝かせる嫁。これまで痔の患者を何人も見てきたらしい。こっちは恥ずかしいんだっつーの。
「どれどれ…ここ?」
「イテテ!」
「ははーん。これは痔じゃなくて尾てい骨が骨折してるんだと思うわ」
「え!骨折!?」
尾てい骨が骨折!?
「うん。あなたって椅子に座るときすごく浅く座るでしょ。だからちょうど尾てい骨がイスに当たって痛くなるんだと思う」
「なるほど。確かにそうやって座ってるわ」
「自転車の件で骨折したのかもしれないから、しばらく自転車は禁止ね。座るときもまっすぐ座ること」
「はーい。骨折はどうしたらいいの?」
「ヒビかもしれないけど、座り方に気を付けて様子を見るしかないよ。これは治しようがないから」
まさに水を得た魚のようだった。
驚くほど的確で納得のいく答え。
さすがは看護師である。
僕としても尾てい骨は痛いけど痔でなくてひと安心。やはり看護師が一家に一人いるとほんと頼りになる。
と言うわけで以上、嫁が看護師で良かったと思った出来事でした。
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