看護師なら経験あるだろう恐怖体験。
今回は嫁が夜勤の時に体験したおしっこちびるほど恐かったエピソードを紹介しよう。
深夜2時の解剖室
「なんで私が行かなきゃならないのよ」
他の病棟に備品を借りに行くことになった看護師の嫁。なんでこんなに嫌がっているかというと、そこに行くには解剖室の横を通らないといけないのである。
時間は深夜2時。いわゆる丑三つ時。
一人で通るには怖すぎる時間である。嫁は解剖室の前まで来て思わず立ち止まってしまった。深夜の解剖室は何とも言えない怖さがある。
(怖い、怖すぎる。でも行かなきゃ・・)
嫁は意を決して足を踏み出した。
鈴の音
「そしたらさ、"チリンチリン"って鈴の音がするのよ。私もう、めちゃめちゃびっくりして心臓飛び出るかと思ったよ!」
「えーマジかよ!」
「最初は誰か人が来たんだと思ったの。ほらカバンとかに鈴付けてるじゃない。でもやっぱり誰もいないのよ」
「うんうん」
「もう半泣きでなんとか用事を済ませたの。それで帰るときもそこを通るんだけど、また"チリンチリン"て音がするのよ!これこわくない?」
「それはこわいな」
鈴の音の正体
そこまで話しておもむろにテレビをつけた嫁。バラエティを見始めた。なぜだか話をする気配がない。
「えっ・・・?ちょっ、もしかして話終わり?」
「えっ。終わりだけど!」
「えええーーっ!オチなし?鈴の正体はなんだったの?」
「そんなのわかるわけないじゃん」
「うっそーん!」
★ ★
「おいっww」と思わずズッコケそうになるが、嫁がこうやってオチのない話をだらだらするのは機嫌がいい証拠だ。
それにしても夜の病院は恐いなあ。