ロキソニンという解熱鎮痛薬をご存じだろうか。
貫地谷しほりのCMでおなじみ、市販もされるようになったロキソニンSである。
看護師がおすすめするロキソニンの効果と注意すること
嫁によると看護師はロキソニン愛好家が多いらしいが、我が家で痛み止めといえばこのロキソニンに決まっている。
僕がロキソニンと出会ったのは嫁と付き合いだしたころ。
当時、痛み止めといえばバファリンしか知らなかった僕だが、看護師嫁に「歯が痛い」と言ったらこのロキソニンを処方してきた。
「歯が痛い・・・」
「はい、これ飲んで。生理痛で飲んでる薬だけど効くと思うよ」
正直、このときは飲むのが怖かった。だって聞いたことないし、なんかすげー効きそうだし。
めちゃめちゃ効いた。
しかも眠くならない。
「すごい効き目だな。ロキソニン最高!」
今では痛み止めといえばロキソニンしか飲まない。会話も「痛み止めちょうだい」から「ロキソニンちょうだい」に変わった。
「頭痛い。ロキソニンくれ」
嫁のかばんには常にロキソニンが入っている。遊んでいて「頭が痛い」と言えばすぐにロキソニンが出てくる。もちろん我が家の薬箱にもロキソニンSが2箱ぐらい常備してある。嫁の生理痛の薬でもあるし。
ただロキソニンも効かないときがある。ひどい歯痛などは1錠では効かない。しかし嫁にもう1錠くれと言っても絶対にくれない。飲み過ぎると危険とのことだ。
「おい!歯がいてーんだよ!もう1錠くれよ!」
「ダメよ。1回1錠まで」
「うるっせーんだよ!よこせ!」
「ふーん。モルヒネ打つしかないか」
「えっ!」
こうして僕をビビらせる嫁であった。もちろん嫁はモルヒネも注射器も持っていないのだが、言葉で言われるだけで大いにビビる僕であった。
正直言ってバファリンとの違いはよくわからない。
ただ僕にとっては、ナースである嫁が出してくれた薬というだけで信用できる。
世の中そんなものである。